外壁塗装の塗料を選ぶ
外壁塗装の塗料を塗り替えると言っても、実は塗料には様々な種類があります。
どのような塗料を選ぶかによって、外見の見た目はもちろんですが、家の中に住む人の住環境が変わります。
蒸し暑い夏や、凍えるような寒さの冬も、塗料を変えるだけで、随分違ってきます。
そして、選ぶ塗料の種類によって価格も大きく違いますので、予算に応じた選び方をしたいものです。
樹脂の成分で分けると4種類
外壁塗装に使用する塗料の種類は、塗料に使われる樹脂の成分で分けると4種類になります。
・アクリル
お値段が安く、新築住宅に良く使用される塗料です。
デメリットは、長持ちしないので7年程度で塗り替えが必要になります。
・ウレタン
アクリルに比べると、柔らかい素材で、仕上がり下地に良くマッチする塗料です。
価格と性能のバランスがとれていて、多くの業者が使用します。
通常で、8~10年程度で塗り替えが必要になります。
・シリコン
ウレタンよりも汚れにくい為、12~15年ほど持つと言われています。
・フッソ
屋根の塗料として使用されることが多いです。
大変耐久性に優れていて、15年~20年持つと言われていますが、高額になります。
外壁塗装に使う塗料の種類
ただし、外壁塗装に使用する塗料の種類は4種類だけではありません。
断熱タイプ、低汚染タイプ、防カビタイプ、透湿タイプ、遮熱タイプなどの種類があります。
この為、同じアクリル系の塗料でもスタンダードなタイプと、付加価値が付いたタイプでは値段に大きな差が開きます。
場合によっては、3倍も5倍も費用が変わってくる可能性があります。
塗料は高ければいいというわけではない
外壁塗装の塗料は、高ければいいというわけではありません。
値段が高く、長い年数塗り直さなくてもいいような塗料であっても、家の立地状況によって耐久性が違います。
また、外からの景観を考えても、ある程度の期間で塗り替えをしたいものです。
高い塗料を塗って何十年も塗り替えをしないでいるよりも、8~10年程度のスパンで定期的に塗り替えをした方いいかと思います。
定期的に塗料を塗り替えた方が、綺麗な状態を維持できますし、結果的に家本体の耐久性も高くなるでしょう。